元巨人監督・堀内さんが打撃不振の坂本勇人に言及「不調の本当の原因は本人しか知り得ないこと」
元巨人監督で野球評論家の堀内恒夫さん(75)が16日、自身のブログを更新。打撃不振に苦しむ巨人・坂本勇人内野手(34)に言及した。
「チームはまた最下位になってしまったけれどバッターの調子が少し上向きになってきたよね。
不調の丸はボール球に手を出さなくなってきた。この3連戦スタメン入りの中山は甘いボールを逃さず打っている。
岡本、中田、オコエもいい」としたうえで「気になるのはやっぱり坂本だな」とこの日の中日戦に「3番・遊撃」で出場しながらも
5回の守備からベンチへ下がった坂本について触れた。
投手出身の堀内さんだけに「ピッチャー目線の解説になってしまうけれど」と前置き。
「坂本は今ボール球でもなんでもかんでも手を出しているよね。来たボールに対してただバットを振っているだけでタイミングが全く合っていない。
腰が悪いのかとか色々言われてはいるけれど不調の本当の原因は本人しか知り得ないこと。
普通のバッターだったらそんなに言われることもないだろうけどみんないい時の坂本を知っているからね」と
現役最多2211安打を誇る好打者ゆえの“苦悩”も思いやった。
「でもね」とした堀内さん。「それは相手ピッチャーも同じこと。いくら調子が悪いったって『いつか打つに違いない』
そう思って警戒しながら投げているはずだ。その存在は大きい」と打席における坂本の存在感の大きさに改めて触れたうえで
「だからこそ、すぐにスタメンから外されるような選手じゃない。俺はそう思うんだよね」とキッパリ。
「過去の実績が物語る彼本来の実力それを信じて欲しいな。静かに待ってますよ」と愛情たっぷりに締めくくった。
今季でプロ17年目を迎えた坂本は開幕8戦目となった8日の広島戦(マツダ)で今季23打席目にして待望の初安打となるバックスクリーン弾。
だが、その後もなかなか調子が上向かず、13日の阪神戦(東京D)では開幕12戦目で早くも3度目のスタメン落ちとなった。
14日から16日まで行われた中日3連戦(バンテリンD)では全3試合で「3番・遊撃」に入ってスタメン出場したが10打数1安打に終わり、
16日は二ゴロ、四球、三ゴロで5回の守備からベンチに下がり、チームも5―7で敗れて再び最下位に転落した。
坂本の今季ここまでの成績は14試合に出場して打率.133(45打数6安打)、1本塁打、2打点。得点圏打率は.063(16打数1安打)。
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