重要インフラに“2030年クライシス”の恐れ、メンテナンス人材不足調査で判明

マイスターエンジニアリングは2023年4月28日、東京都内とオンラインで会見を開き、鉄道や電気など国内の超重要インフラのメンテナンスに携わる企業や人材を取り巻く環境について行った独自の調査結果を発表した。

調査では2030年に3割以上の設備でメンテナンスが成り立たなくなる可能性があると指摘した。

調査によると、2030年には3割以上の設備でメンテナンスが成り立たなくなる可能性が浮上した。2045年には5割以上に高まる恐れがあるという。

 2000年以降、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少を1.5倍上回るペースで技術者の減少が進んでおり、2030年には技術者の数が2000年比で約3分の2に、2045年には同比で半分以下に減る見込みとなっている。

作業は利用者の少ない年末年始や休日、夜間などに電気を止めて行うケースが多く、若手が集まりにくいという。

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