負債総額7億8000万円 「久慈市冷凍水産加工組合」破産開始決定<岩手県>
https://www.fnn.jp/articles/-/526730
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/479944
「しめさば」などを主力商品とする岩手県の久慈市冷凍水産加工業協同組合が、4月25日付で盛岡地裁から破産開始決定を受けました。負債総額は約7億8000万円です。

東京商工リサーチによりますと、この組合は1976年に旧種市町と久慈市の水産加工業者17社が設立しました。

地元でとれるイカやサバを原料とする水産加工品を手がけ、最盛期の1989年には16億1100万円の売り上げを計上していました。

しかし2011年に本社と工場が津波で被災し、その年に再開して看板商品の「しめさば」が久慈市のふるさと納税の返礼品となる実績を上げていましたが、売り上げは震災前を下回っていました。

さらに近年の不漁で原材料の確保が難しくなり、4月10日から事業を停止、25日に盛岡地裁から破産開始決定を受けました。

負債総額は7億8000万円だということです。