https://www.sankei.com/article/20230511-ZDIURA2YZZIFNEFK2APXFLYUW4/

G7サミット前に川崎港で「見せる警備」

19日から広島で行われる先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に川崎港で11日、川崎海上保安署、県警横浜水上署、横浜税関の3隻が合同パトロールを実施した。3機関のそれぞれの船舶がパトロールで並ぶのは初めてで、テロや犯罪を抑止する「見せる警備」を展開した。

川崎港は羽田空港も近い重要インフラで、3機関はG7サミットに合わせたテロなどを警戒。3隻が約2時間かけて川崎港を約25キロにわたって巡航した。また埠頭(ふとう)の入り口付近で同保安署員が民間の警備員に対し、通行証のチェック方法などについて指導する姿もみられた。

同保安署の藤田望署長は「テロは未然に防止することが一番大事」とした上で海上で異変があれば、すぐに海上における事件・事故の緊急通報用電話番号「118番」に通報してほしいと話した。