
「葬儀費用が出せなかった」、海岸堤防近くでおいとみられる男性の遺体埋める
https://news.yahoo.co.jp/articles/23f9991a0a06a57031a845388e236d22a33cf328
宮城県山元町沿岸部で男性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された角田市の男(75)と同居する知人の男(67)の両容疑者が、「葬儀費用が出せなかった」との趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。仙台地検は12日、2人を死体遺棄罪で仙台地裁に起訴した。
起訴状などによると、2人は昨年12月29日頃、山元町坂元の海岸堤防付近で身元不明の男性の遺体を地中に埋めたとされる。司法解剖で身元と死因は特定できなかったが、2人と同居していた75歳の男の60歳代のおいとみられる。
2人は新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯などが対象の「緊急小口資金」を借りているという。捜査当局は、経済的な困窮が事件の背景にあるとみて調べている。