SNSで話題の“蛙化現象” 悩む若者も急増中 発症してしまう原因&対策方法を専門家に聞いた

“蛙化現象”とは「好きが一転して大嫌いになる」現象

Q1."そもそも“蛙化現象”ってどんな心理状況なのでしょうか?

小日向さん「『蛙化現象』とは好意を持っていた相手が自分に好意があるとわかった途端に冷めてしまったり、生理的嫌悪感を抱いてしまうという心理状態です。しかし近年はそこから派生し、相手が自分に好意を持っているか否かは関係なく、
自分が好意を持っている相手のささいな言動を見て急に気持ちが冷めてしまうという、いわゆる『好きが一転して大嫌いになる』という感情のことを指すこともあるようです」

Q2.“蛙化現象”と呼ばれるようになった由来やルーツはあるのでしょうか。
小日向さん「グリム童話の一つである『カエルの王様』という話がルーツになっています。しかし、童話のあらすじは、登場人物の好意感情が一転して嫌悪感情に変わるというものではありません。
池に金のまりを落としたお姫様(美しさの象徴)が、金のまりを拾ったカエル(醜いものの象徴)の約束を守ろうとせず、嫌悪感を抱いたり、実はカエルが魔法をかけられていた王子様(美しさの象徴)に変身するというストーリーです」

Q3.“蛙化現象”になってしまう理由を教えてください(特に若者が陥ってしまう理由もあれば教えてください)

小日向さん「大きく3つの要因があるのではないかと考えます。1つ目は自己肯定感の低さ。大好きな人なのに、いざ両思いだとわかると『私なんかで釣り合うのだろうか』と不安になり、その不安から逃れるために自分が嫌いになる。これは根底に自己肯定感の低さがある場合が多いです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a2b5d48897b79cb3bf8d3e56ca92148895355d1f

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