『スキップとローファー』になぜ“癒される”? 天然インフルエンサーな主人公の新しさ
https://realsound.jp/movie/2023/05/post-1331839.html
近年稀に見る大豊作とSNSで騒がれる2023年春アニメ。
推しであるアイドルの息子に転生した主人公が、芸能界の光と闇に迫る衝撃作『【推しの子】』や、仲間の裏切りで死罪人となった最強の忍が無罪放免の条件である不老不死の仙薬を手に入れるため、
化け物たちとの戦いに身を投じる『地獄楽』など、内容がアグレッシブで演出も派手な作品が注目を浴びている。だが、今回はそれに反し、一見控えめだが観終わった後は全身が多幸感に包まれるアニメを紹介したい。

「マンガ大賞2020」第3位にランクイン、累計発行部数は100万部を突破、さらに第47回講談社漫画賞総合部門を受賞した高松美咲の人気コミックが原作のアニメ『スキップとローファー』だ。
石川県ののどかな街から上京し、東京の高偏差値高校に通い始める女子高生の“みつみ”こと、岩倉美津未とクラスメイトたちの交流を描く本作。
その中で特別なことは何もしていないのに、なぜか周囲に影響をもたらしていく彼女を象徴するのが“天然しあわせインフルエンサー”という言葉だ。

つづく