https://www.jiji.com/amp/article?k=2023052400269&g=int

【ニューヨーク時事】カナダで中国による選挙介入疑惑を調査するジョンストン特別報告者は23日、政府への勧告として最初の報告書を公表し、
介入の試みは「疑いなく」あるものの、過去の選挙結果を左右することはなかったと結論付けた。

 一方、野党が求める疑惑の公開調査は「情報機関の情報源保護が必要だ」として否定した。トルドー首相は23日、報告書に従い、公開調査は行わない意向を示した。
 報告書は、介入疑惑が指摘されている2019、21両年の総選挙は「十分に守られていた」と分析。
ただ、「外国政府は候補者や有権者に影響を与えようとしている」とも述べ、対策が必要だと明記した。
 疑惑は、情報当局筋の話としてカナダメディアが報じたのが発端。中国に非友好的な野党・保守党の候補を落選させようとしたとされる。