Larsonらは被験者を食事のカロリーを制限するグループと、そのカロリー制限と同等の消費エネルギー分の有酸素運動をするグループとに分け、数ヶ月に渡って体重や体脂肪率、脂肪厚などの変化を測定しました。
 その結果、驚くことに、両群ともほとんど同じように体重、体脂肪の値が減少していったのでした。このことから、有酸素運動で痩せても、食事制限で痩せても体の形に変わりがないということがわかりました。ただ、採血の脂質のデータは有酸素運動群の方がいい値だったそうです。
 この実験結果からもう一つ言えることは、「ダイエットする時間がない」という言い訳はもう使えないということです。エクササイズをする「時間がない」と言う人は食事の量を減らせばいいですし、「時間がある人」は、有酸素運動か食事制限のどちらかを選べばいいのです。さらに根性があり、効率良く結果を出したいと言う人ならば、有酸素運動と食事制限両方をやるようにします。
 そして、見栄えのいい体を作っていきたいのであれば、定期的に筋トレを行って、筋肉を大きくしていけばいいのです。
 
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