【続報】「保護者負担になったとしてもよりよい教育を」私立高校の保護者らが訴え 大阪府の高校授業料完全無償化
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大阪府で検討されている私立高校の授業料完全無償化をめぐり
23日、知事に意見書を提出した保護者らが会見で
「保護者が負担をしてでもよりよい教育を受けたい」と話しました。

大阪府は私立・公立問わず、子どもの数や所得の制限を撤廃し、
高校の授業料を完全に無償にする案を5月に発表しました。

2026年度までに全学年を対象に段階的に施行される方針です。

ただ、この案では国と府の補助金の上限額を60万円と定め、
それを超える授業料については学校側が負担する「キャップ制」が適用されているため、
新制度移行に伴ない府内私立学校41校で計年間8億円分の負担が増えることが予想されています。

この問題を受け、私立高校のPTA会長らで構成された団体は23日
「府が『キャップ制』を維持することで学校が教育内容を維持できなくなれば、
今まで通りの教育を受けられなくなる」として知事あてに意見書を提出しました。

会見を開いた保護者らは「無償化が広がることは本来ありがたい話」とした上で
「教育の質が下がるような制度はやめてほしい」
「保護者負担になったとしてもよりよい教育を受けたい」
「公平にすることが不公平を生んでいる」と訴えました。