アメリカのIT大手、旧フェイスブックのメタがスタートしたSNSは、提供開始から丸2日たたないうちに登録者数が7000万人に達し、利用が広がっており、短文投稿の代表的なSNSであるツイッターとの主導権争いが激しくなっています。

旧フェイスブックのメタは5日、機能がツイッターに似ている短文投稿の新たなSNS「Threads」(スレッズ)のサービスを世界100か国以上でスタートしました。

提供開始から丸2日たたない7日朝の時点で、会社は世界の登録者数が7000万人に達したと表明し、利用が広がっています。

一方、短文投稿の代表的なSNSであるツイッターは起業家のイーロン・マスク氏に買収されて以降、料金体系などが頻繁にかつ、突然変更されてきました。

7月1日には、ネット上のデータ収集の急増に対応するためとして閲覧件数の制限を設けると明らかにして、利用者の間では混乱が生じています。

こうした中、ツイッターの運営会社はメタの新しいSNSについて、企業秘密などを不正に流用し、新しいアプリを開発したとしてメタに対して非難する書簡を送り、法的措置をとることも示唆しました。

短文投稿のSNSを巡っては主導権争いが激しくなっていて、SNSの動向に詳しいIT関連コンサルティング会社、フォレスターのマイク・プルー主任研究員は「ツイッターに対する利用者の不満はピークに達していて、代替サービスを探している」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230710/k10014123301000.html