2022年5月、青森県十和田市の住宅で母親を殺害したとして殺人の罪に問われている男の裁判員裁判の初公判が開かれました。検察は男の動機について母親の財布から現金を盗んだことを隠すためだったと指摘しました。

殺人の罪に問われているのは十和田市西十二番町の無職・小峰勝一被告60歳です。起訴内容によりますと、小峰被告は去年5月、近くに住む母親の勝子さん当時84歳の頭を木刀で複数回殴るなどし殺害したとして、殺人の罪に問われています。青森地裁で開かれた18日の初公判で小峰被告の弁護側は起訴内容を認めました。

検察側は、小峰被告が勝子さんの財布から現金とキャッシュカードを抜き取ってATMから現金を引き出したことなどを隠すため犯行に及んだと動機を指摘しました。

一方、弁護側は小峰被告はアルコール依存症で、犯行当時、酩酊状態だたっとして心神喪失による無罪を主張しました。

裁判では責任能力の有無などが争点となっていて、8月1日に判決が言い渡されます。

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