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「男らしさの呪縛」マッチョな男になれない"弱者男性"の苦悩とは【書評】
https://news.yahoo.co.jp/articles/84e7946069909c060612a1bf1cf4f4c94bf3a445


 男らしくない、男なんだから、男のくせに、といった言葉は今も耳にする。本書では、精神科医の松本俊彦氏の論が引かれており「泣いたらいけない」「強くなければならない」という圧力が、男性を苦しませるひとつの原因であると述べている。男性の自殺者数は、ここ数年はおおむね女性の2倍程度で推移してきたが、男性たちは総じて、うつ病やアルコール依存症であることを認めたがらない傾向があるそうだ。

 マッチョな男にもスマートなリベラルにもなれない弱者男性の辛さ。そこにフォーカスした記述には、言われて大きく頷いた。杉田氏によれば、そうした男性は、自らを語りうる適切で妥当な言葉を持てていないという。