車の走行でタイヤ摩耗による粉じん 欧州で新たに規制する動き
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230811/k10014160301000.html
2023年8月11日 15時17分

自動車の走行中、タイヤと道路の摩擦で排出される、タイヤの摩耗による粉じんについて、ヨーロッパでは環境への影響が懸念されるとして新たに規制する動きが出ています。

イギリスの大学、インペリアル・カレッジ・ロンドンがことし2月に発表した報告書によりますと、タイヤの摩耗による粉じんは世界全体で年間600万トンに及ぶと推計しています。

その大きさは目に見えるサイズからナノレベルの粒子まで、さまざまだということです。

その上で、粉じんは大きさによって大気中に漂ったり、道路から側溝などを通じて川や海に流れ出したりする可能性があり、
人の健康や生態系への影響が懸念されるものの、長期的にどんな影響をもたらすか十分な調査ができていないと指摘しています。

懸念の高まりを背景に、EU=ヨーロッパ連合の執行機関にあたるヨーロッパ委員会は去年11月、タイヤの摩耗による粉じんについて新たに規制する方針を示しました。

ヨーロッパ委員会は規制の策定に向けて、来年中にタイヤの摩耗の測定方法などを検討することにしています。
(以上抜粋。全文はソースで)