7月、福島県郡山市の小学校で、女子児童がいじめを受けて全治1か月以上のけがをしたうえ、不登校になっていることがTUFの取材で明らかになりました。専門家は、法律で定めるいじめ重大事態にあたると指摘しています。この事態を受け、市の教育委員会も調査を開始しました。

女子児童「本当は思い出したくないけど思い出してしまうから。せっかくの楽しい夏休みなのに……。人を信用するという気持ちが少しなくなってしまいました」

カメラの前で、いまの心境を語る女子児童。郡山市の小学校で、いじめを受けたと訴えています。

女子児童「死ねとか転校しろとか、そういう暴言が4月中旬ごろから続いていた」

いじめが始まったのは、4月中旬ごろ。クラスメイトから、日常的に暴言を受けるようになったといいます。いじめは徐々にエスカレート。そして7月、同じクラスメイトから、右足を複数回蹴られ、全治1か月以上の打撲やねんざと診断されました。足にはまだ、包帯が巻かれています。

女子児童「寝るとき夢にフラッシュバックで殴られる夢とかが出てきてしまい、あまり夜寝られない」

暴行をきっかけに、児童は学校へ行くことができなくなり、PTSD=心的外傷後ストレス障害の疑いもあるといいます。関係者によると、学校側からの最初の連絡は、けがをした当日の夜だったといい、その後、複数回にわたって、話し合いの場が持たれましたが、保護者は一連の対応に、不信感を募らせています。

女子児童の父親「何かもうこっちに非があるような態度をすごく出してきたので…重度ないじめだと思うんですよね。今回のって。けがしているので。それを学校がちゃんと対応するってことは一向にないんですよ」

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/666013?display=1