「あの日、私ら5人は演説現場にいて、間近で銃撃を目の当たりにしたんです」

 こう話すのは、三笠霊苑を管理する「国際教化教会」代表の西本隆一さんだ。

 じつは西本さんは、設置場所を提供しただけではない。政治家が主導したように言われている碑の建立だが、じつは彼を含めた “民間5人衆” が、その制作を一手に引き受けていたのだ。

「あまりに事件が衝撃的で……どんなに小さくてもいい、事件現場に置けなくてもいいと思って、国葬が終わった2022年10月ごろに(奈良選出の)佐藤啓参院議員に『慰霊碑を造りたい。我々でこんなものなら造れます』とお願いしたんです。

 しかし、このときはぼんやりとした回答で話もなかなか進まず。『もう一周忌だ……』と思っていた5月20日ごろ突如、佐藤議員から『やりましょう。命日に間に合わせてほしい』と連絡が来たんです」(以下、断りのない発言は西本さん)https://news.yahoo.co.jp/articles/5687c490890e076f5eac70a3b5f7de03c3c5b196