犬の飼い主に広がるワクチン懐疑論、狂犬病予防でも−新型コロナ後
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-28/S03UB1DWLU6901

ワクチン接種への懐疑論はペットに対しても広がっているようだ。

米国で犬を飼っている人の半数余りは、狂犬病予防などのワクチンを飼い犬に接種させることに懸念を示したことが、
「ワクチン」誌で26日発表された新たな調査で明らかになった。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)をきっかけに、反ワクチン感情は人間の間で爆発的に高まった。

この調査論文の執筆者の1人で、ボストン大学公衆衛生大学院の学者マット・モッタ氏は
「犬のワクチン接種をためらう動きはまん延している」と指摘。
「正直、かなり驚きだ」と述べた。

今回の調査は2200人を対象に実施。
このうち53%が犬のワクチンの安全性や有効性、必要性に関して何らかの懸念を持っていることが分かった。
40%近くはワクチンによって犬が自閉症になる可能性があるとの懸念を示した。
ただ、この説に科学的根拠はない。