日本食品の輸入を禁止する国が増える

シンガポール-日本から輸入された食品から放射性物質が検出された国が増え、世界のフードチェーンを通じて放射性物質が拡散するのを防ぐ取り組みが、新たな緊急性を増している。

金曜日には、台湾と韓国が、福島原子力発電所の事故で最も被害の大きかった地方で生産された食品の輸入を禁止した国のリストに加わった。

台湾は、出荷された空豆から軽度の放射性物質をいち早く検出したが、木曜日に検査された日本の輸入アサリからも放射性物質が検出されたため、輸入禁止を決定した。

韓国では、首相府が日本の福島県、茨城県、栃木県、群馬県からの食品の輸入を即時禁止したと発表した。禁止されているのは主にほうれん草、パセリ、ブロッコリー、牛乳などである。

同国食品医薬品局は、日本から輸入される農産物の検査を継続し、その結果を国民に知らせるという。

これとは別にシンガポールは、日本から輸入された野菜4検体から放射性物質が検出されたと発表。

シンガポールの農業食品獣医局によると、放射能汚染はミツバ、菜の花、ミズナ、シソの葉から検出されたという。

ニュージーランド林業農業省もまた、日本の食品に核汚染の兆候がないか検査中である。

韓国は月曜日、日本から輸入される乾燥食品や加工食品にも検査を拡大した。金曜日、韓国は放射能汚染地域からの農産物の輸入を直ちに禁止すると発表した。タイは検査の範囲を拡大し、日本の本州からの果物や野菜の輸入を避けるよう業者に要請した。

https://www.wsj.com/podcasts/more-countries-ban-import-of-japanese-food/475dec5e-738c-46db-9e86-c960010e5fab