単身でマンションやアパートなどの賃貸住宅に住むより、ビジネスホテルの長期滞在プランを利用してホテル住まいをしたほうが経済的で生活もラクになるというという理由で、後者を選択する人も少なくない。

確かにビジネスホテルのなかには家具・家電、アメニティ、Wi-Fiが無料で使用でき、自身での部屋清掃も不要で光熱費もかからず、コーヒー飲み放題で朝食も無料で食べられ、
さらに大浴場も備えられているという至れり尽くせりのところもあり、セキュリティ面も安心といえる。

果たして一般的な単身者にとって「ビジネスホテル住まい」は現実的な選択肢といえるのか。

 たとえば東京23区でそれなりに築浅・駅近でバス・トイレ別の物件であれば、単身用のワンルームマンションでも家賃8~9万円台となることは珍しくなく、
これに敷金・礼金、月々の管理費、光熱費、インターネット回線費用などが上乗せされ、これだけで月の出費が10万円を超えることはザラだ。

また、日々の部屋の掃除や決められた日のゴミ出しなども自身で行わなければならない。

 そこで代替案として浮上するのが、ビジネスホテルの長期滞在プランだ。

例として大手ビジネスホテルチェーンのプランを確認してみると、トータルの月額生活コストでみると都内でワンルームの賃貸住宅に住むのと、ほぼ同等になる可能性はあるだろう。

https://biz-journal.jp/2023/08/post_358796.html