回避性パーソナリティ障害(回避性人格障害)とは
回避性パーソナリティ障害は、過度に自尊心が低く、他人からの評価を気にするあまり社会的な活動にも支障をきたすパーソナリティ障害の一つです。
診断にあたっては、以下のような症状が4つ以上みられるか、その症状が成人期早期までにあらわれているかが確認されます。
・批判や拒絶されることに強い恐怖心を抱きほかの人との接触が生じる活動(仕事を含む)を避ける
・好かれているかわからなければ対人関係を持ちたがらない
・恥をかくのを恐れ親しい相手に対しても遠慮をしがち
・社会的に批判、拒絶されないかとても気にする
・自信がなく新しい対人関係を築こうとしない
・自分自身に長所がないと思い込んでいる
・異常なほど引っ込み思案で、新しい行動をすることなどを恐れる
こうした回避的な思考は、多かれ少なかれ多くの人が持っているものです。回避性パーソナリティ障害といえるのは、これらの傾向に柔軟性がなく、
持続的で、社会生活が困難になるほどの苦痛を引き起こす場合に限ります。
https://h-navi.jp/column/article/35025676