Appleが2023年9月13日に開催した新製品発表イベントで発表された「iPhone 15 Pro/15 Pro Max」には、A17 Proチップが搭載されています。このA17 Proは、PC向けのCPUであるIntelの第13世代Core i9プロセッサi9-13900Kや、AMDのRyzen 9 7950Xに近しいシングルコアパフォーマンスを発揮することが明らかになっています。

AppleはiPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxに搭載されているA17 Proについて、業界初の3nmプロセスで製造されたものであることをアピールしています。A17 Proのトランジスタ数は190億個。CPUは6コアで、高性能(P)コア×2基と高効率(E)コア×4基という構成です。これにより「A17 Proはどのスマートフォンよりも速いシングルスレッド性能を実現しました」とAppleはアピールしています。

ベンチマークプラットフォームであるGeekbench上に、このA17 Proのものと思われるスコアが公開されました。ベンチマークテストはGeekbench 6.2.0で実行されており、スコアはシングルコアが「2914」、マルチコアが「7199」とされています。その他のスペックとしてはCPUのコア数が6コア、動作周波数が3.77GHzです。なお、一世代前のA16 Bionicを搭載したiPhone 14 Proの場合、シングルコアが「2641」、マルチコアが「6989」、CPUのコア数は6コア、動作周波数は3.46GHzとなっています。

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https://gigazine.net/news/20230915-apple-a17-pro-single-core-performance/