新型コロナ感染で得られる抗体、51%が保有 厚労省が調査
https://mainichi.jp/articles/20230908/k00/00m/040/192000c
 厚生労働省は8日、新型コロナウイルスの感染によって得られた「N抗体」を保有している人の割合は51・1%(速報値)だったと明らかにした。

 西日本の22府県の診療所で7月22日〜8月21日、検査用に採取された血液4235人分を対象にN抗体の有無を調査していた。

 年代別では、5〜29歳の各年代の保有率は70%前後に上った。70代以上の高齢者では、どの年代も25%前後と低かった。

 一方、新型コロナに感染するだけでなく、ワクチンを接種した場合にも得られる「S抗体」の保有率は92・9%(速報値)だった。
5歳以上の全年代で85%を超え、0〜4歳も約75%が保有していた。


 調査方法が異なるため単純に比較はできないが、献血時の検査で5月に採取された血液を対象に実施した調査では、
N抗体の保有率は42・8%(速報値)だった。【添島香苗】