「13歳、あの子は14歳」貧国ラオス、幼顔の少女が働く「置き屋」性的搾取の実態

 三つある部屋には、それぞれ5人ほどの少女がいた。「この子は13歳、あの子は14歳だ」。日焼けした男が、幼顔の少女たちについて説明する。東南アジアの小国ラオスの首都ビエンチャンでは、児童買春が日常的に行われている。
 少女たちがいる建物は「置き屋」と呼ばれる。あるホテルの裏の薄暗い広場に、プレハブ小屋のような置き屋はあった。少女たちはソファやプラスチックの椅子に腰かけ、スマートフォンを触ったり、おしゃべりしたりしている。身長はせいぜい150センチほど。身なりはTシャツにジーンズ、運動靴など。廊下の窓から品定めする客に指名されれば、場所を変える。

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