新潮記事より抜粋

 X氏こそ今回の件のキーマンで、伊東のマネジメント担当者である。
 X氏は当時、スポーツビジネス分野でのコンサルティングやスポーツ選手のマネジメントを手掛ける、「D-Sports」社の社員(現在は退社)。そのX氏からAさんは以下のような連絡を受けたという。

「突然、インスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)を通じて“大阪でサッカー日本代表の試合があるから観にこないか”と誘いを受けたのです」(Aさん)

 それは大阪・吹田のパナソニックスタジアム吹田で2023年6月20日に開催された、日本代表とペルー代表の親善試合観戦の誘いだった。

「さらにXさんからは、“一緒に大阪に来ることができる友達いる?”とも連絡を受けました。そこで私は事務所の社長にXさんのDMの件を報告し、“仕事につながらないのなら、大阪には行きたくない”とはっきり伝えたのです」(同)

 だが、X氏は事務所社長と連絡を取り合い、Aさんらを大阪に向かわせる口実を作り上げた。彼女に代わり、当の事務所社長が語る。

「Xさんには過去にも、タレントのキャスティングで世話になったこともあって、依頼を断りづらい関係にありました。とはいえ、無理やり、女の子たちを大阪に連れて行くことはできない。Aさんの言葉を伝えたところ、Xさんから“(伊東)純也がどんな女の子が来るのか楽しみにしている。番組の撮影もあり、その現場に女の子を見学の名目で連れて行けるから”と言われて、押し切られてしまったんです」

「番組」とは今年1月放送の「夢対決2024 とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日系)のこと。伊東は代表戦翌日に大阪で行われるその番組収録に参加する予定で、

「Xさんは自分に“現場には番組プロデューサーやテレ朝のお偉いさんがいるから、女の子を彼らに紹介しよう。そしたら絶対、仕事を振ってくれるから”と熱弁をふるっていました。僕がその話をAさんに伝えたうえで、自分も大阪に同行するからと言い、最終的には彼女も友人女性との大阪行きに同意してくれました」

https://www.dailyshincho.jp/article/2024/02021946/