北茨城市設置のブロンズ像4体なくなる 彫刻家・蛭田二郎氏の作品、計2500万円相当 県警高萩署、窃盗で捜査

茨城県北茨城市関南町神岡下の関南新橋で、市が設置したブロンズ像4体(計約2500万円相当)がなくなっているのが分かり、市は20日、県警高萩署に被害届を提出した。同署は窃盗事件として調べている。ブロンズ像は同市出身で、日本芸術院会員の彫刻家・蛭田二郎氏の作品で、同橋の4カ所に1体ずつ設置されていた。

同署によると、昨年8月21日から今月17日ごろまでの間、盗まれた。4体は子どもの像で、高さ62~65センチ、幅約80~95センチ、奥行き約40~44センチ。江戸上川に架かる同橋の4カ所の柱の上にボルト留めされていた。

市によると、17日に市民から連絡があり、なくなっていることが判明した。昨年8月には、同橋を含む市内4カ所の橋で橋名板が盗まれていたという。

ブロンズ像は、市が1998年、まちづくりの一環として設置した。市は「皆さんが通る場所にあり、町のシンボルだった。早く戻ってほしい」と願った。

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