英が新たにウクライナ支援策、砲弾供給網強化へ470億円…スナク首相「必要なことは何でもする」

 【ロンドン=蒔田一彦】英国防省は24日、ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年となるのに合わせ、新たなウクライナ支援策を発表した。米欧諸国からの支援停滞でウクライナ軍の兵器不足が指摘される中、2億4500万ポンド(約470億円)を拠出して砲弾の供給網を強化する。

【写真】ロシア軍を食い止めるため破壊されたキーウ近郊の橋
 英国のグラント・シャップス国防相は今回の支援策について、「ウクライナにとって極めて重要な砲弾の備蓄を増強するものだ」と説明した。英政府は1月、2024会計年度の軍事支援額を前年度より2億ポンド増やし、25億ポンド(約4770億円)にすると表明している。
 スナク首相は23日の声明で「今こそ、我々がこれからもウクライナと共にあることを改めて表明する時だ。どれだけかかったとしても、彼らが勝利するまで必要なことは何でもする用意がある」と強調した。

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