秩父鉄道(本社・埼玉県熊谷市)の車両基地から、廃棄予定だった車輪76個がなくなっていたことがわかった。車輪は鉄製で、重さは1個約270キロ。売却目的で何者かが盗んだとみられ、同社からの届け出を受けた埼玉県警熊谷署が窃盗事件として捜査を始めた。

 同社によると、車輪は熊谷市内の車両基地の屋外に、4個ずつ木枠で束ねて保管されていたが、5日、社員がなくなっていることに気づいた。近くの柵が壊されていたという。

 金属類の価格高騰を背景に、埼玉県内では、銅製の水道メーターや太陽光発電施設の送電用ケーブルなどの盗難が相次いでいる。

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