消費冷やす食品高 エンゲル係数最高、日銀は賃上げ注視

食費の増加は家計の生活実感に直結する
食品価格の上昇が家計を圧迫している。総務省によると2人以上の世帯で消費支出に占める食費の割合(エンゲル係数)は2023年に27.8%に達し、いまの基準で遡れる00年以降で最高だった。

賃金上昇を上回る物価高は消費に影を落としており、マイナス金利政策の解除を視野に入れる日銀も動向を慎重に見極める。

エンゲル係数の上昇は、家計で食費の割合が高まり、それ以外にお金を回しにくくなっていることを示す。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB156620V10C24A2000000/