史上最年少の16歳が司法試験予備試験に合格 法曹への近道、合格率は3・58%

法務省は1日、令和5年の司法試験予備試験に479人が合格したと発表した。前年より7人増え、平成23年の試験開始以来最多。
最年少は令和5年末時点の年齢が16歳で、史上最も若い合格者となった。これまでの最年少は年末時点で17歳だった。合格率は前年比0・05ポイント減の3・58%。

予備試験は、法科大学院を修了していなくても司法試験の受験資格が得られる制度。経済的な事情で法科大学院に通えないといったケースを想定しているが、
近年は法曹への近道として挑戦する傾向が強まっている。予備試験、司法試験とも受験年齢の制限はない。

令和5年の予備試験出願者は1万6704人で、受験者は1万3372人。合格者のうち男性が400人、女性79人だった。平均年齢は26・91歳で、最年長は69歳。
https://www.sankei.com/article/20240201-JOH5HHHUQJKI7IWCO2LR4B6WG4/