10年以上別の性別で生活 特例法の要件、自民議連提言 - 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA08A520Y4A400C2000000/

自民党は9日の党会合で、戸籍上の性別変更を巡る最高裁の違憲判決を受け性同一性障害特例法の改正などについて議論した。同党の議員連盟は特例法の手術要件が削除される場合、①別の性別で10年以上社会生活をしている②医師の治療を10年以上受けている――などの要件の追加を提言した。

特例法は性別変更の5要件として①18歳以上②婚姻していない③未成年の子どもがいない④生殖腺がないか生殖機能を永続的に欠く状態(生殖不能要件)⑤変更後の性別の性器に近い外観を備える(外観要件)――を定める。最高裁は④の生殖不能要件を違憲とした。

提言は「全ての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性等を守る議員連盟」がまとめた。