ことの発端は、3月13日、大阪市役所の正面玄関に飾られていた2025年の大阪・関西万博公式キャラクター、ミャクミャク像の顔が鉄製の看板で傷つけられているのが発見されたことだった。大阪市は警察に被害届を提出し、捜査がはじまった。

 その際、吉村知事は3月14日の記者会見でこう語った。

 「万博に対して反対であっても、暴力行為は控えてほしい」
「(犯人は万博に反対する人である)可能性は高い」
「ミャクミャクは万博の象徴的なキャラクター。意図的に故意に傷つけられた。万博に否定的な意見を持っている人ではないか」

 ミャクミャク像を傷つけた犯人が「万博反対の者」と断定するかのような発言を繰り返したのだ。そしてX(旧ツイッター)でも、ミャクミャクの像が破損している部分の写真をアップした。

 また、日本維新の会の音喜多駿参議院議員もXで

 《これは酷い。どれだけ万博に反対意見をもっていたとしても、暴力・破壊行為に及んではならない》

 と吉村知事と同様の見方を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/196d13c05fa6b01d44c987d0cf0b2a9cb6a8d980?page=1