従来の一人当たり実質賃金指数では、2012年度から2021年度にかけて▲4.9%下がっている。しかし、一人当たり実質賃金指数を一人当たり平均総労働時間指数で割った時間当たり実質賃金指数を試算すると、2012年度から2021年度にかけて+2.0%も上昇している。背景には、労働参加率が上昇する中で、労働時間が短く一人当たり賃金水準が低い女性や高齢者の労働者が増加したことがある。

https://www.dlri.co.jp/report/macro/202761.html