
他人のクレジットカード情報でチャージした交通系ICカードを使い、都内のコンビニで大量のたばこを購入したとして、中国人留学生2人が逮捕されました。警視庁は2人を含むグループが、同じ店で4500万円分の不正な購入を繰り返していたとみて、捜査しています。
逮捕されたのはいずれも中国人留学生の張靖宇容疑者(30)と、曹智宣容疑者(25)です。
警視庁によりますと、去年8月から9月にかけて、不正に入手した他人のクレジットカード情報でチャージした「モバイルSuica」を使い、新宿区にある「ローソン新宿水道町店」で、張容疑者は16回にわたってたばこ16カートンを、曹容疑者は17回にわたってたばこ163個をそれぞれ購入したとして電子計算機使用詐欺などの疑いが持たれています。
同じ店では、去年2月から12月までの間におよそ4500万円分の「モバイルSuica」を使った不正な購入が確認され、JR東日本から相談を受けた警視庁が捜査していました。
警視庁は、2人が別の人物から指示を受けてたばこを大量に購入し、その後、たばこが転売されていた疑いがあるとみて調べています。
また同じ店舗で不正な購入が繰り返されていたことから、当時の中国人の店長が何らかの事情を知っていたとみていますが、店の捜索に立ち会ったあと、連絡がとれなくなったということです。
警視庁は逮捕した2人の認否を明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250227/k10014734751000.html