「専制的な指導者」に惹かれてしまう私たちの心理
Getty Images
Journal of Business Ethicsに掲載された新しい研究が、荒っぽく冷酷な人物がリーダーとして受け入れられがちな理由を説明している。この振る舞いは文化的、宗教的、社会的、家族的な要因によってもたらされると、著者のアガタ・ミロフスカは述べている。
「反社会的な性格を持つリーダーも、フォロワー(信奉者)の目には魅力的に映るようです」とミロフスカはいう。「私たちの疑問の中心は、権威主義が有史以来の問題であることは知られているはずで、優れた指導者への賞賛が行われているにもかかわらず、なぜ人々は専制的な暴君に従おうとするのか? ということでした」
ミロフスカがレイモンド・チウ、リック・ハケットとともに行った調査では、専制的指導者を表す7つの形容詞が特定された。
1. 横暴な
2. 強引な
3. 支配的な
4. 命令的な
5. うぬぼれた
6. わがままな
7. やかましい
「こうした性質は、日常接する優れた監督者や経営者の特性としては忌み嫌われるように思われるかもしれませんが、既存の価値観を破壊するような産業、娯楽、スポーツ、超保守的な政治などの世界で、何百万人もの人々の心をひきつける世界的な人物を少し想像してみれば、これらの特徴は極めて既視感のあるものだといえます」とミロフスカは強調する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2921946b5cbf2b514d125be49a1df18f6abcad39
続)