政務活動費不正受給の野川元山形県議に吉村知事「大変残念」 早期の説明求める

政務活動費の不正受給の疑いで辞職した野川政文元山形県議について、吉村山形県知事は定例会見で、今回の問題を「大変残念」とし野川元県議にできるだけ早い説明を求めた。

10日の定例会見では、野川元県議に関する質問が相次いだ。

(吉村山形県知事)「報道によれば政務活動費を不正受給したと。大変驚いている。本当であれば大変残念」

野川元県議は、事務所の女性スタッフの給与名目で2008年度以降、13年間政務活動費を不正受給した疑いがあり、本人もこれを認め、11月6日に辞職している。

吉村知事は「まずは議会の対応を見守りたい」としたが、税金を不正に使われた側の県としても対応を検討していくとした。

(吉村山形県知事)「明らかになってからしっかり検討したい。できるだけ早く説明してほしい。それに尽きる」

野川元県議は今週中に会見を開く予定。

一方、10月31日に行われた衆院選では、いずれの選挙区も吉村知事が支援した野党系の3人は敗れ、自民党の前職が勝利した。吉村知事は「3人の当選は県民の判断」とふり返り、これからは新型コロナや福島・米沢間のトンネル整備などにスピード感を持って対応してほしいと述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9389a18b3986345da9ec145d195bae3f66fe195a