東急「車両丸ごと売ります」手上げは18件 でも購入後の輸送費は…
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小川崇2021年11月16日 14時30分
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東急電鉄が売り出している8500系の車両=同社提供
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寝台特急の北斗星の食堂車を使った「ベーカリーレストラン グランシャリオ」=2021年8月31日、埼玉県川口市戸塚3丁目、堤恭太撮影
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北斗星の食堂車をほぼそのまま生かした店内=2021年8月31日、埼玉県川口市戸塚3丁目、堤恭太撮影
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東京・池袋のビルの1階には、車両の先頭部分が置かれている。左は後藤文男社長=2021年11月4日、東京都豊島区
車両176万円で売ります――。東急電鉄(東京)が10月から、引退した田園都市線の引き取り先を探している。同社が一般向けに車両を丸ごと販売するのは、初めて。
鉄道会社による公募販売は過去にもあるが、買い手がつかないケースも多い。同社は「ぜひ契約につながればいい」と期待する。
東急が売り出しているのは、1975年から順次導入した8500系の先頭車両と最後尾車両の4車両ずつで計8車両。それぞれ176万円という。
過去にも、同社のウェブ通販サイトや電車のイベントなどで部品の販売はあったが、車両の丸ごと販売は初めてという。
「8500系は、多くのファンに愛されており、購入の見込みもあり販売に踏み切った。様々な要素を踏まえて妥当な価格」と話す。
利用スペースを考慮し、要望があれば先頭部分だけカットして販売することも可能だ。価格は、加工費用が含まれるため2420万円になる。
運転台など取り外した部品ごとの販売もある。10日現在で「法人か個人かは言えないが、具体的な問い合わせが全部で18件ある」といい、今後、契約を進められるか協議するという。20日が2次募集の締め切りだ。
■購入後の輸送費は……
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