中国語には「小聡明」という言葉がある。これは、「猿智慧」、「小賢しい」という意味を持つ言葉だが、中国人からすると日本人の商売には「小聡明」が体現されていると感じるようだ。中国メディアの百家号はこのほど、日本人の誠意に疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事が問題にしているのは、弁当などの食品包装の仕方だ。具体的な写真と共に紹介しているが、例えば弁当では明らかな上げ底となっていて、見た目と比べると実際の量はかなり少ないことが見て取れる。

 刺身のパックも同様で、刺身そのものは薄いのに、上げ底になっているので一見すると厚みのある刺身に見えるようになっていた。ほかにも、主にコンビニエンスストアやスーパーで売られていると思われるおかずのパックを紹介しているが、どれも見事な上げ底だ。

また、唐揚げ弁当の写真を見ると、唐揚げの下にレタスが敷いてあるように見えるが、実はパックに描かれた絵でレタスは入っていないというものや、イチゴがたくさん入っているように見えるイチゴミルク飲料は、実は容器にイチゴが描かれていただけという例も紹介しており、いかに日本の食品では「小聡明」が発揮されているかを強調した。

 確かに、近年では多くのメーカーが値段を据え置いて容量を減らす実質的な値上げをしているとされ、弁当などの上げ底もよく見られる現象だ。こうした現象は中国人からすると「騙された」とか「せこい」と感じ、日本人は「小聡明だ」ということになっているようだ
https://news.biglobe.ne.jp/international/1118/scn_211118_1303029228.html