■射精できず…性教育が必要な男性たち

一方、若年層の男性では不妊の悩みを抱える人が増えている。

聖隷浜松病院(浜松市)で、リプロダクションセンター長を務める泌尿器科医の今井伸医師は、中でも性機能障害を抱える男性患者の増加を危惧している。

平成27年度の厚生労働省による男性不妊に関する調査研究によると、男性不妊の原因で、勃起や射精ができない割合は13・5%を占めた。

「性交しても気持ちよくない、射精ができない、自慰をしたことがないという人が増えている。患者さんの話を聞くと、思春期に適切な知識や自慰による射精の経験が足りていないことが分かってきた」と話す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/75657b7b9672ce2174d87c82c818f3690658124f