新型コロナ 新居浜の医療従事者がワクチン4回接種
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20211112/8000011315.html

11月12日 19時04分

新居浜市の医療機関に勤務する50代の男性が新型コロナウイルスのワクチンの優先接種を2回受けていたにもかかわらず、集団接種で3回目と4回目を接種していたことがわかり、市は接種記録を一元的に管理するなどして再発防止を図ることにしています。

これは、新居浜市が12日、臨時の記者会見を開き明らかにしたものです。
それによりますと、市内の医療機関に勤務する50代の男性は、新型コロナウイルスのワクチンについて医療従事者向けの優先接種で2回接種していたにもかかわらず、ことし8月から9月にかけて、市の集団接種で3回目と4回目を接種しました。
市がワクチンの接種記録を確認していたところわかったということで、これまでのところ、男性の体調に大きな変化はないということです。
男性は「自分の命を守るために追加で接種した」と話していて、市は男性に対し3回目と4回目の接種費用に相当する6160円の返還を求めることにしています。
市はこれまで、医療従事者向けの優先接種と集団接種の記録を別のシステムで管理していましたが、12月にも始まる3回目の接種に向けて一元的に管理するよう整備していて、再発防止を図りたいとしています。
新居浜市の古川哲久福祉部長は「医療従事者として、3回目、4回目の接種はしてはいけないという認識があったはずで、あってはならない事態が起こり、憤りを感じる」と話しています。