兵庫県稲美町で民家が全焼し小学生の兄弟とみられる遺体が見つかった火事。何らかの事情を知っているとみられる伯父の所在は現在もわかっていません。

 今月19日の深夜、兵庫県稲美町で起きた火事で木造2階建ての民家が全焼。1階部分から2人の遺体が見つかりました。
捜査関係者によりますと、現場から可燃性の液体が検出されたということで、警察は「出火原因は人為的なもの」とし、放火事件として21日夜、捜査本部を設置しています。

 この家には、小学6年と1年の兄弟とその両親、それに母親の兄(51)が暮らしていましたが、出火当時、両親は外出していて、家にいたのは兄弟と伯父の3人だったとみられています。遺体は大きさなどから兄弟の可能性が高いということです。

近隣住民
 「兄弟は仲がいい。ずっとソフトボールの練習やキャッチボールをしていた。本当に元気に育っているなという感じだった」

 現場から見つかった遺体は2人のみで、伯父とは現在も連絡が取れていません。この伯父は一時は大阪で働いていたものの、しばらく前に稲美町に戻ってきたといいます。

近隣住民
 「(伯父は)ずっと家の中におられたみたいで僕も会ったことはないです。周りでも見たり会ったりしたことがある人は少ないんじゃないかと思います」

 この伯父は運転免許も乗用車も持っていないということで、警察は徒歩で家を出たとみて行方を捜しています。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4410657.html