ことし最後の祝日 宣言解除で観光地にぎわう

 23日は今年最後の祝日、「勤労感謝の日」です。観光地は晩秋の一日を楽しむ人たちでにぎわっています。

 宮城県松島町では午前10時から恒例の「松島大漁かきまつり」が開かれ、多くの人が旬を迎えたカキを使ったカキ汁や、カキフライなどを味わっていました。

 去年は新型コロナの影響で中止となったため2年ぶりの開催です。

 今年は感染拡大防止のため、出店の数を例年の5分の1に抑え、販売するカキの数も半分に減らすなど、規模を縮小したということです。

 岐阜県高山市の観光名所のひとつ「飛騨高山宮川朝市」では、伝統野菜の「赤かぶ」や特産の「飛騨りんご」などが並び、午前9時の販売開始と同時に多くの人が買い求めていました。

 新型コロナの感染状況が落ち着いて、朝市にも人出が戻りつつあり、23日朝の肌寒い空気のなか、訪れた人たちは暖かい格好をして散策を楽しんでいました。

 埼玉県熊谷市の温浴施設では隣接する県北部・深谷市の名産「深谷ねぎ」を浮かべた「深谷ねぎ風呂」が開かれています。

 勤労感謝の日にちなんで、仕事で頑張る人などをねぎらう意味を込めたということで、風呂にはたくさんのネギがそのまま豪快に浮かべられました。

 11月23日を「深谷ねぎらいの日」に定めている深谷市の地元キャラクターから、施設を訪れた100人にネギがプレゼントされました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/631305a6da10cd1a461887836f1faba1a6f79da0