ブラジルで玉音放送を聞いた日本人移民の9割、「勝利宣言」と解釈していた [955949967]
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あの人は“勝ち組”だ──と言ったら、どんな人のことを思い浮かべるだろうか?
きっと何かしらの成功者、多くの場合は経済的な成功者のことをイメージするだろう。逆に何かしらがうまくいっていない人のことを“負け組”と呼んだりもする。
しかしこれは比較的最近定着した言葉の使い方だ。かつてこの“勝ち組”そして“負け組”という言葉が、現在とはまったく違った(そしてかなり物騒な)意味で使われていたことは意外と知られていない。
1945年の太平洋戦争終結時、「日本は戦争に勝った!」というフェイクニュースを信じてまった人々がいた。彼らを“勝ち組”、逆に敗戦を正しく認識した人々を“負け組”と呼ぶのだ。両者は激しく対立し、ついには殺人テロまで起き20人以上の死者が出る事態にまで発展した。そんなことあったの? と、驚く向きも少なくないだろうが、あったのだ。ただし日本ではなく、ブラジルで。
戦前の日本は近代化に伴う人口爆発への対策として国民の海外移住を推進しており、ブラジルにも20万人以上もの日本人が移民していた。そのほとんどは農業移民。当時のイエ制度では家督を継げなかった農家の次男坊や三男坊が、移民会社の「ブラジルなら自分の土地を持って稼げる」といった誘い文句を受けて移住を決意するというのが典型である。
言ってしまえば国家的な「口減らし」なのだが、当のブラジル日本移民たちは戦前の大日本帝国イデオロギーを強く内面化しており、自分たちはアジアの一等国からやってきたというプライドを抱いていた。移民とは言ってもブラジルに定住する気はなく、いずれ祖国に凱旋することを夢見る「出稼ぎ」としての移民だったのだ。
そんな日本移民の大半は、サンパウロ州の奥地で「殖民地」と呼ばれる農村を形成し、日本人だけで暮らしていた。そこでは日本語で日常生活が送れるので、日本移民の多くがブラジルの公用語であるポルトガル語をさほど覚えなかった。子弟にも日本語教育を施し、天長節(天皇誕生日)をはじめ日本の暦に合わせた行事を行っていた。日本移民の間だけで流通する邦字新聞も発行されるようになった。
政治学者ベネディクト・アンダーソンは祖国から離れた土地で祖国を想像しその一員としてのアイデンティティを強く抱く「遠隔地ナショナリズム」について論じているが、日本移民たちはブラジルに同化することなく、あくまで大日本帝国の臣民として生きようとしていたのだ。
ところが太平洋戦争が始まるとブラジルは連合国陣営に加わり、日本とブラジルの国交は断絶してしまう。戦争が始まる直前、邦字語新聞の発行も禁止され、ポルトガル語がわからない日本移民にとってブラジルは情報の隔絶地になってしまった。
その上、ブラジル当局は「敵性国人」となった日本移民に弾圧を加えた。多くの日本移民が資産を凍結され、日本人街には立ち退き命令が出され、家財道具一式を官憲に奪われるというようなことも頻繁に起きた。
そんな日本移民たちにとって祖国の戦況を知る唯一の手段が、日本から辛うじて届く短波ラジオ、日本放送協会(のちのNHK)の海外放送「ラジオ・トウキョウ」だった。この放送は日本軍を優勢とするいわゆる「大本営発表」を伝えていたが、多くの日本移民はこれを信じた。「今は弾圧を受けていても、いずれ戦勝国民として祖国に凱旋できる」という希望を抱いていたのだ。
その一方で、開戦後、一部の日本移民が生産する薄荷と生糸の価格が高騰すると「薄荷と生糸はアメリカで軍事物資になるから『敵性産業』だ」いう根拠不明の噂が流れた。これらの生産者が「国賊」と非難され、焼き討ちを受けるといった事件も起きた。根底にあるのは大きく儲けた者への嫉妬心と考えられるが、気にくわない同胞に「国賊」のレッテルを貼り攻撃するというナショナリズムの歪みは終戦前から顕れていたのだ。
そのような状況で、1945年8月15日を迎えた。
日本時間の正午、ブラジルは日付が変わった真夜中、ラジオ・トウキョウがほぼリアルタイムで玉音放送を流した。その後もラジオ・トウキョウは敗戦の報を流す。しかし大半の日本移民は、これをそのまま受け止めることはできなかった。
文語調でわかりにくく、音もよくなかった玉音放送を「勝利宣言だ!」と真逆に解釈する者が続出したのだ。それはまさに日本移民が待ち望んでいたものでもあり、日本勝利のフェイクニュースは瞬く間に広まった。
1945年時点では、日本移民のおよそ9割が日本が勝ったと思い込む“勝ち組”となった。しかもただ日本が勝ったというだけではなく、「日本が新型兵器で米艦隊を殲滅した」「戦勝使節団が迎えに来てくれる」など、フェイクに様々な尾ひれがついていった。
https://president.jp/articles/-/52069
続く まあマトモに戦争してアメリカを苦戦させ、核とう最終手段まで追い込ませる程の戦いをしたのは大日本帝国だけだからしょうがない 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
で知ったわ >>38
しかもあれヒロヒトが考えたんじゃないし
プロンプター読んでる安倍晋三と同じでただ読んでるだけ 郷に入っては郷に従えとか言う割に
向こうでそんな閉鎖的なコミュニティ作ってたんか でも今の日本を信じてる奴ら多いじゃん
たとえば感染者数 仮にお前らでも戦艦何そうも沈めてるラジオ聞いてたら絶対「これ余裕やわ」って勝利を確信すると思うで はだしのゲンで朕をチンチンの事かと思ったとか言ってる場面あるけどあんな感じか 実際聴いても何言ってるのか全くわからん
あれ聞いてあっこれ敗戦だって察した奴なんか実際何人いたんだか >>40
日本語もまともに使えん奴らがナショナリズムに縋る >>53
国民も馬鹿じゃないからそんなん嘘だと薄々は気づいてたんやで 玉音放送フルで聞いたけど何言ってるか全然わからねーもん
当時の人間も理解できなかったんだろ 自分が空襲受けるまでは他人事
これが本質
なので敗戦まで他人事の奴らも沢山いた 遠い外国に棄民されてもジャップランドの勝利を喜ぶとか
やっぱヤプーは骨の髄まで家畜だな 嘘スレタイに踊らされてたやつがフェイクだと知った時って、回線繋ぎ直してんの? 玉音放送は当時誰も理解してなくて後からアナウンサーが解説してようやく皆理解した あのガイジ喋りを字幕なしで何言ってるかわかる人いるの? >>70
ようするにガイジ答弁だったと・・・もう言動すべて安倍天皇だろこれ >>65
この点は人種国籍文化関係ないよな
人間は痛くなきゃ覚えない反省しない これってジャップのキチガイ精神だよな
辛い思いしたんだから勝って当たり前、税金横領して当たり前みたいな思考回路
自分のことしか考えていない国民性と幼稚な精神、不細工な顔面 >>40
バカなウヨは知らないだろうけど
アメリカは最終手段としてダウンフォール作戦という日本本土決戦の準備してたのよ
概要知ったら二発の原爆が最終手段とか口が裂けても言えなくなるぞ 象徴ナマポのギブアップ放送にも「原爆怖い」って入ってるからな
やっぱ正義の鉄槌原爆のおかげで世界平和が訪れたんやなって 各国にチャイナタウンつくって地元に溶け込むけど
わーくにはほんとどこでも引篭もるな、でもって引篭もったわりにコミュニティ同士で仲がわるいっている >>83
ラジオも新聞も戦線が日本列島に近づいてきてることもあっちこっちが空爆されてることも報道してたんよ
その一方でアリバイみたいに戦艦を撃沈しただの何機撃墜しただのやってたけどブラジルにいても普通に考えりゃやばいってのはわかったと思うよ 今のネット情報だけが正しいと思いこんでるのと同じか
というか今はたくさんの情報ルートがあるのに望んでルートを遮断してるのだから
よりキチガイ度が上がってるな >>91
そもそも日本語の情報しかみないだけでも遮断されてるようなもんだからな 重要なことを濁して国民に伝えるとか今と昔とで何も変わってないのな 玉音放送は言葉が難しいのと電波状況が悪かったのとで日本国内でも上手く伝わってなかったしな
ラジオが無い上に新聞が遅い地域もあったから情報を得るのも容易じゃなかった
http://imgur.com/rKeNiQ4.jpg 戦前のメディア 「日本は戦争に勝つ」 ← これが最大のフェイクニュースだろ
新聞社とか日本のメディアはずっとフェイクニュースを流してたし
今も流してる >>89
地球の裏側行ってこれって割と致命的だよな
華僑だったら昔でももう少しアンテナ張るだろ >>98
そのフェイクを流すことを望んだのが国民側ってのもよく似てるかもな 玉音放送の直後に内容の意味を説明する番組が放送された聞いたんだけどな
再放送なんて当時無いだろうしそれも深夜だから聞いてるのはごく少数だったのかね >気にくわない同胞に「国賊」のレッテルを貼り攻撃するというナショナリズムの歪みは終戦前から顕れていたのだ
これこそまさに日本人のDNAだな
誇らしい >>1読ませる記事だなおもしろい
信じたいものを信じる、薄々そうだと気付いていると逆に激しく反対する、謎のデマが蔓延るってのは今もあまり変わらんな 面白いな
俺もブラジリアンおっぱいちゃんとおまんこしたいわ はっきり降伏したと言わんかったからな
謝りたくないからああいうごまかした表現にしたんだろ >>1
なかなか良く書けてる記事だと思ったら、この作家さんがそれをテーマにした小説を出したわけね
見かけたら読んでみようかな
ブラジルの日本人街は時間が止まってる感じで面白いよ >>102
天皇の玉音放送のすぐ後にNHKのアナウンサーが同じ内容を読み上げた 日本語しか分からない情弱はすぐエコーチェンバー化するという見本 >>53
サラトガを5回くらい撃沈してるからな
強いぞ日本海軍は 「朕ハ帝國政府ヲシテ米英支蘇四國ニ對シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ」
これくらい聴き取ってくれよ… わざと分かりにくい文体で
読んでいたからね。
安倍仕草に似てる。元祖か? >>31
確かにエコーチェンバーで選挙に勝てると思い込んことは認める
でも
例えば、余命事件なんかは
余命信者だけの中で他の道理は無視して、余命さん最高!余命さんは正しい!を連呼して
余命を全員・多数派で支持してても
「裁判結果」「司法」という外の世界の現実や法的合理によって敗北してるだろ
日本でも自民側が政治ステマやメディア戦略やネット工作で
自民は最高!立憲は最悪!て連呼して
多数派で自民を支持してても
「経済的合理性」「予算配分の合理的帰結」「世界経済」「近代的ルール」という
日本の思い込みの外の世界の現実に敗北してんじゃん
壮大なエコチェンをかましてるのは日本国と自民信者ちゃうか? ドラマや映画だと、玉音放送聞きながら突っ伏してるものばかりだったが、国内でもリアルでは「で、なんだったん?」みたいな空気だったんだろうか >>53
お前の周りで毎日発表されるコロナ感染者をそのまま信じてる奴いたか? ネトウヨは日本が中韓より優れていると思い込んでる勝ち組 >>102
>実際の放送は、正午に天皇陛下の録音を流した後、NHKのアナウンサーがあらためて詔勅を朗読、続いて鈴木貫太郎首相の内閣告諭、終戦決定の御前会議の内容報道、ポツダム宣言受け入れの説明、これまでソ連を通じて和平工作を行っていた事実といったかなり突っ込んだ内容が放送されたらしい。
これやねというか玉音放送は玉音部分は5分だけどこの前後あわせると37分 >>118
よく聞こえなかったって感想が多い気がする
ただ伝聞で戦争終わった、日本負けたって話が広がっていったそうな
半藤一利の本がおもしろかったよ NHK「もうすっげえ余裕だからよ、ニューヨークまで来たぜ」
棄民「スゲー!」
天皇「モゴモゴ」
棄民「スゲー!」 情報を伝える少数のインテリ弾圧とか、詐欺師に騙されるとか現代と変わらんな 面白い記事だった
トランプとQそのまんまで、情景がありありと浮かぶ こういうの見て「ジャップ特有」とか書き込んじゃうやつは日がなバカにしてるネトウヨと変わらんよなマジで 実際には勝ったと思い込んでいたのが半分くらい
疑問は持っていたけど勝ち組にハブられるのが嫌で勝ち組のフリをしてたのが4割くらい
負けたと認識して公言して差別されてたのが1割らしい ほんとに短波ラジオが聴けたんか?
ブサヨのフェイク感があるなぁw >>1
確かに負けたとは言ってないからな
曖昧すぎる 日本国内でも「よく分からんかった」って感想がほとんどだったって
昔TV番組でやってたよ
ハッキリと「無条件降伏します」って言わなきゃダメだったな 自民党が移民政策に反対してると未だ信じてるネトウヨ見てると
70年で人間の本質なんて変わんねえなと ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています