相談に応じている典子エンジェルクリニックの舩越典子医師によると、
「香水などの匂いが“臭い”“嫌だ”といったこととは関係がないということをご理解いただきたい」と訴える。

「花粉症と似ているが、病気のメカニズムとしては全く違う。ただ、人それぞれ持っている一定の許容量を超えると急に発症するというところは似ていて、
それまでは全く気が付かず、症状もない。
お風呂にお湯を溜めているときに、溢れて初めて“溢れた”と気づくのと同じで、そこからは微量でも症状が出てしまうことが続く。

(合成香料を閉じ込めた)マイクロカプセルで発症する患者も多く、そうしたマイクロカプセルは“無香料”でない限り、
ほとんどの製品に含まれているし、消臭成分のある製品も、むしろ香りは感じないものの強い症状が出てしまうこともある。
私の見たところ、軽症の方や自身では気づいていない潜在患者の方も含めると全人口の1割ほどが該当するのではないか」。
https://blogos.com/article/571705/?p=2

ケンコバ、「香害」問題を知り絶句 良かれと思って柔軟剤使用も…「そういう方々を傷つけていたとは」

番組では「香害」について特集。においによって体に不調をきたすもので、専門外来も出来るなど、今注目が集まっているという。
また、「香害」を訴える人が多い製品のアンケート結果を示し、柔軟剤が86.0%、香り付き合成洗剤が73.7%、香水が66.5%となっていた。

「香害」は「化学物質過敏症」の一種とも言われ、頭痛・咳・鼻の痛み・めまい・吐き気などの症状があり、
ひどくなると寝込んだり、仕事や外出ができなくなったりするケースがあるという。

このことを初めて知ったケンコバは「僕が柔軟剤とかを使うようになったのは“良かれ”と思ってね。
周りの人に不快な思いをさせないように使っていたのが、そういう方々を傷つけていたとは…」と絶句。
「あしたから、どういう風に過ごしていいのかわからなくなりましたね」と、頭を抱えていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/960bdc1c33e1d69da441da39b121681d776be087