https://i.imgur.com/6gIebqs.jpg
https://i.imgur.com/IBKOLVc.jpg
https://i.imgur.com/ZwdeLlH.jpg

【11月18日 AFP】干ばつに見舞われたアフガニスタン西部。家族で生き延びるため、夫が2人の幼い娘を花嫁として売って以来、妻のファヒマさんは泣いてばかりいる。

 泥れんがと防水シートでできた国内避難民用のテントの中に、6歳のファリシテちゃんと1歳半のショクリヤちゃんが並んで座っていた。本人たちは、自分が売られたことを知らない。

「夫に言われました。娘たちを手放さなければ、みんなが死ぬことになる。食べる物が全然ないんだぞって」とファヒマさんは語った。アフガニスタンでは、多数の家族が同じ選択を迫られている。

 ファリシテちゃんには3350ドル(約38万円)の値が付いた。歩き始めたばかりのショクリヤちゃんは2800ドル(約32万円)。婚家に入るまでの数年間、分割払いされる。2人の結婚相手も未成年だ。

 児童婚はアフガニスタンで何世紀も前から続いてきた慣習だが、戦争や気候変動で多くの家族が貧困にあえぎ、より幼いうちから娘を結婚させるようになっている。

https://www.afpbb.com/articles/-/3376270