【AFP=時事】
イタリアの人口が今後50年で20%減少するとの推計をイタリア国家統計局(ISTAT)が26日に発表した。
同国の出生率は、長年にわたり欧州最低水準となっている。

ISTATは「イタリア人口の未来─居住者の減少、高齢者の増加、世帯数減」と題した報告書で、データは「危機的状況に陥る可能性」を示すものだと警鐘を鳴らしている。
推計によると、65歳以上が総人口に占める割合は現在の23.2%から増加し、2050年までに35%となる見通し。
ISTATは「年齢別人口の構成比はすでに高齢層に偏っており、この傾向が逆転する要因は今のところない」として、今後数年間で出生数が増加に転じる可能性はほぼないと指摘している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/376eff19c71c658475979785e41bc106e575ebe3