ノーベル平和賞受賞のエチオピア・アビー首相「戦場で会おう」 国際社会から非難

政府と反政府勢力の戦闘が続くエチオピアで、アビー首相が「戦場で会おう」などと国民に呼びかけ、戦闘を助長する発言を繰り返している。自らも前線にいるとみられ、2019年のノーベル平和賞受賞者のアビー氏に対し、国際社会から非難が相次いでいる。
 AFP通信などによると、アビー氏は22日、声明で「国のために犠牲を払うときだ。祖国のために立ち上がり、ともに戦おう」と宣言。アビー氏の発言を受け、有力議員や著名アスリートなども戦闘への参加を表明し、すでに数百人が戦場に向かったという。
 国営テレビは26日、北東部アファルの戦線にいるとされる軍服姿のアビー氏のインタビューを放映し、同氏は「軍の士気は高まっている。敵を地に埋めるまで絶対に引き下がらない」と語った。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/145161?rct=world