自衛隊「敵基地攻撃能力」排除せず検討、防衛能力強化と岸田首相が強調

岸田文雄首相は27日、陸上自衛隊の朝霞駐屯地(東京都練馬区など)での観閲式で訓示し、日本を取り巻く安全保障環境が急速に変化している現状を踏まえ、弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する「敵基地攻撃能力」保有を排除せず検討し、必要な防衛力を強化していくと強調した。

極超音速兵器や、変則軌道で飛来するなどミサイルの関連技術を急速に進化させる北朝鮮に懸念を表明。軍事力を増強する中国をけん制した。首相はその後、アフガニスタンの情勢悪化に伴う邦人退避や、新型コロナワクチン大規模接種センターの運営に従事した隊員らと対話に臨んだ。災害派遣で状況把握に使用するドローンや、8輪のタイヤで走行し機動性に優れる機動戦闘車も視察した。首相は機動戦闘車や戦車に試乗した。

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