会食の人数や時間の制限を撤廃したことをうけ、忘年会シーズンを控えたホテルでも期待の声が聞かれました。
鹿児島市のホテルのランチタイムのレストランを覗いてみると…食事会が開かれていました。
(きょうは何人ですか?)「9人かな。やっとこんな感じでみんなで集まれるようになって、いいことだと思う」

県は25日、新型コロナの警戒レベルを見直し、これまで少人数・短時間を求めていた飲食店での会食について、制限を撤廃。
26日は早速、会食を楽しむ人たちの姿がみられました。こちらのホテルでは、レストランのほかに料亭やホールなどがありますが、
感染者の減った先月末ごろから、宴会の予約が増え始めました。今月の予約件数はコロナ前の7、8割ほどに回復しているといいます。

しかし…
(ホテル・レクストン鹿児島 岩満公久・総支配人)「1件あたりの人数が非常に少ない。ご家族とか仲間同士とか、
会社の方々も数人で来られているのが現状だが、今後は人数制限もなくなるので、非常に期待をしている」

忘年会シーズンのこれから期待される、「大人数」での宴会予約。12月は、すでに数十人規模の宴会の仮予約が複数件入っていて、
今回、人数制限が撤廃されたことで本予約につながるとみています。ホテル内の店や会場はいずれも第三者認証店で、定員を減らすなどの対策は今後も続けるといいます。

(ホテル・レクストン鹿児島 岩満公久・総支配人)「安全安心。お客様にとってはそこをやっている所をご利用いただけると思うので、我々としてはしっかりやっていきたい」

日本感染症学会が認定する専門医で済生会鹿児島病院の久保園高明院長は、今回の制限撤廃の措置を妥当とする一方、感染拡大防止を引き続き徹底しながら参加してほしいと話します。

(済生会鹿児島病院 久保園高明院長)「県外から鹿児島県に持ち込まれるというのが、次もし流行するとしたらその時点で始まりだと思うので、
そこはしっかり抑える必要がある。できれば、普段一緒に仕事をしている仲間単位での会食が望ましいと思う」

制限は撤廃されましたが、引き続き感染対策が必要です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b3917a90d48274d56bd81694af9fc71d6506efb