新変異ウイルス“オミクロン株” 診察の南ア医師「患者の症状は軽い」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4415318.html
新型コロナの新たな変異ウイルス、オミクロン株に感染した患者を診察した南アフリカの病院の医師は「今のところ患者たちの症状は軽い」と明らかにしました。

南アフリカ医師会 コエツィ会長
 「症状のほとんどは、1日2日続く強い疲労感、その後、頭痛や体の痛みです」

 南アフリカの医師会長でオミクロン株の患者も診察した病院の医師は、「今のところは」と前置きしたうえで重症患者は出ていないとして、この段階でパニックになる必要はないと述べ、南アフリカなどアフリカ南部諸国からの渡航を禁止する国が相次いでいることについて「釣り合わない対応だ」と苦言を呈しました。


 一方、オランダでは26日に南アフリカから到着した旅客機の乗客のうち61人が新型コロナ陽性となっていましたが、このうちの13人がオミクロン株に感染していることが確認されました。数はまだ増える可能性もあるということです。

宮田雄斗記者
 「ここイギリスでは、オミクロン株の確認を受けてコロナ規制が強化されます」

 イギリスでは28日、オミクロン株への感染例が新たに1人確認され、合計3例となりました。新たな感染例は、アフリカ南部への渡航と関係しているということです。イングランドでは今週から公共交通機関や店舗などでのマスク着用が再度、義務化されることになっていますが、28日、ロンドン中心部でマスクを着用している人の姿はあまり見当たりませんでした。

市民
 「もっと規制強化すべきです。マスクの着用義務があるのに、周りに誰もしている人はいません」

 イギリス政府は、オミクロン株の確認を受けて追加のブースター接種までの間隔を短くすることなども検討しています。