https://mainichi.jp/articles/20211128/k00/00m/010/359000c
愛知県の大村秀章知事のリコール（解職請求）運動を展開していた団体「愛知100万人リコールの会」の2020年分の政治資金収支報告書が29日公開され、収入総額が6121万円で同県内の政治団体の上位9番目にランクインした。
報告書によると、収入はクラウドファンディングを含む個人からの寄付が計4826万円。公開された寄付者は計156人で、うち県内在住者は49人と3分の1に満たなかった。このほか、高須クリニック院長の高須克弥氏からの借入金1200万円を計上。支出総額は5705万円で、416万円を繰り越した。
また、貸付金として名古屋市の河村たかし市長を支援する団体「ネットワーク河村市長」に264万円を記載。これについて「リコールの会」事務局長だった田中孝博被告＝地方自治法違反（署名偽造）で公判中＝は3月の記者会見で、同団体がリコール運動の受任者を募るため登録者に送ったはがきの郵送代と説明、同会が一時的に立て替えたとの見解を示していた。
